ふるさと陶芸館

切込瀬戸山棟梁山下吉蔵と娘つね

常設室の一角で切込窯の棟梁山下吉蔵と次女つねを紹介するコーナーを設けています。

江戸後期、仙台藩御用窯として栄えたこの切込では、多い時で200人ほどが働いていたという記録があります。その窯場の棟梁を務めたのが、山下吉蔵です。彼のふるさと丹後国熊野郡久美浜(現在は京都府京丹後市久美浜)の紹介に始まり、関係する在銘作品や資料、関連年表、吉蔵夫妻墓碑拓本等で彼の生涯を追います。更に次女つねのご子孫阿部家に提供いただいたゆかりの伝世品等も展示、併せてつねの姉系ご子孫からの協力もいただいて完成した山下吉蔵系譜、ご子孫の集合写真等も紹介中です。

関連年表と吉蔵銘入らっきょう形徳利      白磁唐獅子文水滴

関連年表と「棟梁山下吉蔵」銘入の作品 白磁唐獅子文水滴(型に山下氏の刻銘がある)