切込焼とは

更新日:2021年04月01日

杉木立にねむる古窯…。
ここ切込で、土と炎のドラマがあった。

江戸時代の後期から明治時代の初め頃まで、加美町の切込地区を中心に生産されていた陶磁器を切込(きりごめ)焼と呼びます。
仙台藩の御用窯として上質な製品を焼く一方、庶民向けの日用雑器も大量に生産していました。なかでも白い地に藍色で模様が描かれた染付磁器が、その大半を占めています。有田焼に見られるような純白の地肌ではないものの、かえってそれが温かみのある素朴な魅力となり、多くの人々の心をひきつけてきました。しかし、その歴史はまだ謎に包まれたままで、今後の調査・研究に期待されています。 

青い塗料で絵付けが施された焼き物「染付葵葉文水指」の写真

染付葵葉文水指 

繊細なタッチで模様が全体に描かれているらっきょう形徳利の写真

染付木瓜に蛸唐草文
らっきょう形徳利(岡田コレクション)

3色の塗料がマーブル状に入り混じる三彩輪花小皿の写真

三彩輪花小皿

この記事に関するお問い合わせ先

加美町ふるさと陶芸館(切込焼記念館)

〒981-4401
宮城県加美郡加美町宮崎字切込3番地

電話番号 0229-69-5751
ファックス番号 0229-69-6553

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