芹沢長介記念東北陶磁文化館の閉館
閉館のあいさつ
「芹沢長介記念東北陶磁文化館」は、令和3年5月30日をもちまして閉館いたしました。
同館は、故芹沢長介氏より東北の近世陶磁約1000点の寄贈を受け、中新田町(現加美町)が昭和62年(1987)4月に開設いたしました。
この「芹沢長介東北陶磁コレクション」は、人間国宝である父芹沢?介の薫陶を受けた審美眼と、考古学者としての見識によって選び出された、東北の風土や庶民の生活文化を反映した秀逸なものでした。そして、これを収蔵する東北陶磁文化館は、それらのやきものの美しさを一堂に鑑賞できる唯一の美術館でした。
しかし建物の老朽化が進み、東日本大震災以降は雨漏りや菌虫害が収蔵展示作品まで及ぶようになりました。こうした建物の耐用年数の問題や、今後の町財政や住民ニーズの変化、公共施設の整理統合方針等もあり、この度閉館することとなりました。今後作品はしかるべき博物館に移動する方向で進めております。
これまでの芹沢長介記念東北陶磁文化館へのご愛顧、誠にありがとうございました。
令和3年5月 芹沢長介記念東北陶磁文化館
この記事に関するお問い合わせ先
加美町東北陶磁文化館
〒981-4261
宮城県加美郡加美町字町裏64番地
電話番号 0229-63-3577
ファックス番号 0229-64-1510
お問い合わせフォームはこちら
更新日:2021年06月01日