文部科学省「みんなの廃校プロジェクト」に旧上多田川小学校が掲載されました
廃校を活用した「音楽と福祉の地方創生」プロジェクトが文科省の廃校活用事例に選ばれました
廃校は、終わりでなく、始まり。
7,853校。これは、平成14年度から平成29年度までに廃校となった公立小・中・高等学校等の数です。
このような状況の中、文部科学省では、平成22年9月、「~未来につなごう~みんなの廃校プロジェクト」を立ち上げ、地方公共団体から希望のあった未活用の廃校等の情報について集約・公表することにより、廃校施設の活用推進に取り組んでいます。また、幅広い用途に活用される全国各地の廃校施設活用事例集を作成し、廃校の活用に至る経緯や廃校施設ならではのメリット等を紹介しています。
平成31年度の廃校施設活用事例集では、全国30施設の利活用事例が紹介され、本町の旧上多田川小学校の利活用事例が取り上げられました。
旧上多田川小学校
旧上多田川小学校は、明治10年に下多田川小学校上多田川支校として設置されて以来、常に地域の人々の強い愛着意識に支えられてきましたが、少子化の影響により平成26年3月にその137年の歴史に幕を閉じました。
音楽×地方創生
加美町は、国内有数の音響効果を誇り、地方から文化発信の象徴として全国的に有名な「バッハホール」を有し、音楽のまちづくりを進めています。加美町では、この地域資源である「音楽」の力を活用した地方創生を目指し、株式会社国立音楽院と分校新設に関する基本協定を平成27年12月に締結しました。
この協定に基づき、加美町が音楽と仕事に関する教育環境を整備し、株式会社国立音楽院に施設を長期利用(有償)していただくことで廃校施設の利活用を図っています。
株式会社国立音楽院では、旧上多田川小学校をリノベーションした「加美町音楽技能修得施設」を使用して、平成29年4月に音と仕事に関する教育施設「国立音楽院宮城キャンパス」を開校しました。平成31年4月、開校から3年目を迎え、学生数も60人を超え、その半数近くは県外出身の方となっています。
今後も音楽による地方創生をキーワードに、官民連携しながら、音楽の仕事を志す「人の流れ」と「人材の育成」、「仕事の創出」に取り組んでいきます。
廃校施設活用事例集 ~未来につなごう~みんなの廃校プロジェクト
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更新日:2021年04月01日