バッハホールパイプオルガン修繕プロジェクト
現在修理作業進行中!
この度は「パイプオルガン修繕プロジェクト」のクラウドファンディングに多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまで全国115名の皆様より、総額2,987,500円ものご支援をいただくことができました。お預かりした資金は、オルガンの修繕費の一部として大切に活用いたします。
本プロジェクトにご支援・ご寄付をいただいた全ての皆様に心より感謝申し上げます。今後ともバッハホールを温かく見守っていただければ幸いです。
ホール利用停止のお知らせ
パイプオルガンの修繕に伴い、ホールの利用受付を停止しています。(リハーサル室の利用は可能です)ご理解とご協力をお願いいたします。
2026年1月~3月15日(日曜日)まで
※なお修繕作業の見学はご遠慮ください。

オルガン大規模修繕について
「音楽のまち」として知られる加美町にある、中新田バッハホールのステージでは現在、熟練の職人たちによる作業が続いている。国内でも屈指の音響を
誇るホールのメインであるパイプオルガンの大規模修繕が開始された。1984年の設置から40年余り。長年、町民や音楽ファンに愛されてきた「加美町のシンボル」が、更なる輝きを放とうとしている。バッハホールに鎮座するパイプオルガンは、日本のオルガン製作の先駆者である須藤オルガン工房(神奈川県)の手によるもの。当時の地方自治体としては画期的な導入であり、その荘厳な佇まいと迫力ある圧倒的な音色は、国内外の演奏家から、「奇跡の響き」と称賛されてきた。
現在、ホール内ではパイプが慎重に取り外され、職人が手作業で すす や埃を取り除き、革を張り替える緻密な作業が進んでいる。
須藤オルガン工房 須藤 宏
作業現場から
昭和59(1984)年4月14日がこのオルガンの落成式であった。2000年末から翌春まで大規模保守作業を行わせていただいた。私の初期の楽器には思うところが多かった。この時大胆な改良を施している。ようやくこの楽器をオルガン製作者として残すことができると思えた。
それからまた二十年。恐ろしく長寿命なオルガンも人の業である。故障の頻発をみるようになった。現代の大きな楽器には将来持続する技術のみに限るが工業製品も使う。工業製品は交換を要する。手作業で作った部品はオルガン製作者なら直せる。
「部品が無いから修理できない」と言うようなオルガン製作者には将来任せないで欲しい。
製作者自身で行える最後のオーバーホールであることを考え、緻密な保守の記録を元に今回の作業計画を練った。
将来このオルガンを担う人に安心して全てを委ねられるよう、後継者が困ることなく良い保守を行えるようにしてこの楽器を残したい。
製作者だからこそ 行う・行える こと もしておきたい。
貸会場だけのホールではないバッハホールにオルガンを作れたことは幸いであった。このオルガンからオルガンに眼を開いた方は何人もおられる、演奏者も育っている。それは格別な喜びである。この楽器を大切に思って下さる町民の皆様にも感謝を捧げたい。
このオルガンがこの響きのホールで永く鳴り続けることを願っている。
椎名雄一郎氏(オルガニスト/東北学院大学 教授)もプロジェクトを応援しています!
私が初めてバッハホールで演奏したのは1993年のこと。
その後、2005年、そして2021年に演奏してきましたが、再訪するたびに音の変化が感じられます。それはまるで、ホールとパイプオルガンが時を重ね、“熟成”していくかのようです。
バッハホールのパイプオルガンは、ドイツで修行しマイスター資格を有する日本人の職人・須藤氏が手がけたもので、日本の音楽ホールに設置された国産オルガンとしては最初の一台です。
須藤氏は手がけたパイプオルガンを我が子のように本当に大切に思っており、完成してからもなお、音を研究し、改良・調整が重ねる生粋の職人。
バッハホールのパイプオルガンもまた、完成から今日まで、須藤氏の手によって調整され、訪れる人たちに感動の音楽体験を届けてきました。
これはもはやただの楽器ではありません。文化財として大切に未来へ残していって欲しいと思います。
また、加美町のような地方の町に、子どもたちが本物のパイプオルガンに触れられる環境があること自体が大変素晴らしいことです。
私の担当する授業にも加美町から通っている学生がおりますが、バッハホールは町の誇りだと語ってくれました。
地方に住むこどもたちが、都会に住むこどもたちと変わらず、文化を享受できる環境を守るという意味でも、私はこのプロジェクトを応援しています!
バッハホールの音色を聴き、憧れを抱いた子どもたちが、未来の音楽家として羽ばたいてくれたら嬉しいですね。
パイプオイルガンの音色を、バッハホールの響きを、
そして、ここで育まれる文化を未来へ繋いでいくために、ご支援をよろしくお願いいたします。
インフォメーション
修理期間
2026年1月~3月15日(日曜日)まで
※なお修繕作業の見学はご遠慮ください。








更新日:2026年02月16日