加美町まちづくり基本条例の策定

 町民、議会、行政のそれぞれの役割や、町民がどのようにまちづくりに参加するのかなどを明示したもので、まちづくりを推進するためのルールです。

 地方分権改革を契機に、地方分権や地域主権の確立を目指した様々な取り組みが進められて、その地域の将来を見つめ、その地域の個性を活かしたまちづくりを進めていくことが求められています。また、少子高齢化や人口減少社会の到来、住民ニーズの多様化などにより従来の行政運営では、様々な課題に的確に対応することが困難になってきております。

 このような状況において、加美町では「善意と資源とお金が循環する、人と自然にやさしいまち」の実現に向けて、町民と行政が同じ目線で足並みをそろえ、協力して課題解決にあたるため、まちづくりの基本方針や住民参画のルールが必要であります。

 加美町においては、これまでも、町民による自主的なまちづくり活動は行われておりましたが、町民が主役のまちづくり推進するため、団体等が企画・実施する事業について事業費の一部を助成する「加美町町民提案型まちづくり事業」等を実施しています。まちづくり基本条例は、それら具体施策の方針となるものとして、制定を目指しています。

 加美町では、まちづくり基本条例を策定するために、学識経験者や公共的団体の役員、公募による町民で構成する「加美町まちづくり基本条例策定委員会」や役場内に副町長、教育長、課長等で構成する「加美町まちづくり基本条例策定推進委員会」と職員による「加美町まちづくり基本条例策定ワーキンググループ」を設置して、まちづくり基本条例の策定にあたっています。

 また、広く町民の意見等を反映させるために、全世帯へのアンケート調査の実施と、説明会やワークショップ等を開催しています。

 まちづくり基本条例に多くの町民の方々のご意見を反映させるために、「まちづくりワールドカフェ」を開催しました。
「ワールドカフェ」とは、カフェの中にいるようなリラックスした雰囲気の中、テーマについて少人数でメンバーを変えながら対話をする会議形式の一つです。
 これまで2回のワールドカフェを開催し、中・高校生の若者を含めた幅広い年齢の町民の方々にご参加いただきました。

 まちづくり基本条例骨子（案）を町民の方々に説明し、ご意見を伺うため、「町民懇談会」を開催しました。

「（仮称）加美町まちづくり基本条例（素案）」に対する意見募集の結果を報告します。

 加美町まちづくり基本条例策定委員会の徳永委員長から、町長へ報告書（加美町まちづくり基本条例素案）が提出されました。

平成28年1月29日（金曜日） 午後4時から

加美町役場 第一会議室