景観まちづくり町民ワークショップ「まちなみ再発見ツアー」を開催しました

更新日:2021年04月01日

参加者たちが写真やイラストが描かれたパネルを手にして集まっている集合写真

 町では加美町らしい景観を形成するために「景観計画」策定へ向けた検討を行っています。そこで、検討を行う上での参考とするため、7月と9月に早稲田大学後藤春彦研究室が、3地区のまちなみや建物、自然などについての「景観調査」を実施。その内容をベースに、平成25年11月に景観まちづくり町民ワークショップ「まちなみ再発見ツアー」を開催しました。

ワークショップの目的

 このワークショップは、早稲田大学後藤研究室の学生たちが調査した客観的なまとめに対して、町民のみなさんに「価値づけ」を行ってもらい、「何を加美町らしいと感じているのか、何を評価しているのか、何を残していきたいと考えているのか」といった意見をくみ上げることを目的として行われました。

景観調査パネルを使用したワークショップ

 ワークショップでは、学生たちの「よそもの・わかもの」目線で調査した内容を、分かりやすく「パネル(B2版)」にまとめて展示。パネル内にあるいくつか特徴の中で、「加美町らしい・いい」と思うところに投票(価値づけ)をしてもらいました。

パネルについて

 パネルは、地区ごとに「風景」「まちなみ」「商店街」「水路」「地区の顔」といった11のテーマに分けて作成しました。また、それぞれのパネルは、「タカの目・ツバメの目・ヒトの目・ネコの目(右上のアイコンで表示)」といった4つのいずれかの視点で見た内容になっています。

パネルの説明図
ヒトの目の視点から見た、中新田の用水路の説明図
ツバメの目の視点から見た、宮崎の風景の説明図
タカの目の視点から見た、小野田地区の風景の説明図

各地区のまちなみを再発見

 参加者は各地区ブースにいる学生ファシリテーターから、調査で得た情報などについて説明を受けながら、展示パネルを見てまわりいます。
パネルを見ながら、いいと思うものに投票をしてもらうだけでなく、参加者から不足している内容や新たな情報などが各パネルに追加されていきました。

 投票後は、その結果を見ながら「なぜここがいいと思ったのか?」投票理由などを伺い、意見・情報を引き出していきました。

展示パネルを見ている参加者たちの写真
長机の奥で、展示パネルを見ている参加者たちの写真
三人の参加者が、展示パネルをじっくり見ている写真
展示パネルの周りに、参加者たちが集まっている写真

 イベントの最後には、地区ごとに参加者の意見をまとめた総括を行い、身近に存在する景観資源などを再認識することができました。今後、ワークショップで得られた情報を基に景観調査の内容をさらに分析していき、景観計画を検討するため「加美町美しいまちなみづくり検討委員会」で活用していきます。

 今回のイベントやパネルについては、「景観だより 第4号」に掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

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