「わたしたちのまちの明日を描くワークショップ」を開催しました

更新日:2021年04月01日

様々なメモが貼られたホワイトボードを背に、多くの関係者が笑顔で並んでいる集合写真

 町では加美町らしい景観を形成するために「景観計画」策定に向けた検討を行っております。
今回は、早稲田大学後藤春彦研究室が2年にわたって実施してきた地域資源調査等で得た情報を基に、まちの課題や魅力を整理しながら、これからの景観まちづくりの取り組みを考える町民ワークショップを開催しました。

ワークショップ開催内容

 景観まちづくりの取り組みを持続的なものにしていくためには、町民のみなさんの問題意識や「やりたい」と思うことを盛り込み、みんなでまちづくりの方向性を決めていく必要があります。
 このワークショップでは、これまでの地域資源調査で得た加美町の情報を基に、3回にわたるワークショップで問題・課題・魅力を整理して、それらを踏まえながら、どのようなまちを描けるのかを話し合い考えます。
 なお、それぞれのワークショップ概要については、「加美町景観だより第5号」にも掲載しております。

第一回 まちの課題を共有し、取り組むことを考える

  • 日時:平成26年6月7日(土曜日)
  • 会場:中新田公民館 大ホール
  • 内容
    町民のみなさんが日ごろ生活の中で感じているまちの課題や魅力について、5つの選択肢から1つを選んでもらう「まちづくり人生ゲーム」といった旗揚げ形式の手法を通じて、意見を伺いました。そこから見えてくる課題や魅力をグループ分けして、グループごとにまちづくりのテーマを決めていきました。

  第1部のまちづくり人生ゲームでは、「少年期」「青年期」「壮年期」「老年期」ごとに様々な人生の局面を用意。「自宅を建て替える際はどんな形式にするか?」「あなたは99歳になりました。この先100年守り続けたいものは?」といった質問が全部で20個ほどあり、自分がその立場だったらどうするかを回答してもらいました。

前に立って話している人と、座って旗を上げている参加者がいる、まちづくり人生ゲームの様子の写真
旗を持ちながら、机の上の資料を見ている参加者たちがいるまちづくり人生ゲームの様子
「壮年期」についての質問がいくつか書かれている、人生ゲームの質問のテキスト

 第2部では、回答結果を基に「どの質問に悩んだか?」などを参加者に伺いながら、「まちづくりの課題や問題点」、「まちの魅力」を引き出して模造紙に整理。また、テーマごとにまとめた課題解決の方針を話し合いました。最後にテーブルごとに発表して意見の共有を図りました。

参加者たちが集まって、机の上の模造紙に書きこんでいる、課題、魅力整理の様子の写真
様々なメモが貼られた模造紙の周りに、参加者たちが集まって話し合っている、課題、魅力整理の様子の写真

第二回 まちづくりの取り組みの全体像を描く

  • 日時:平成26年6月28日(土曜日)
  • 会場:小野田福祉センター ホール
  • 内容
    第一回目で出た課題などについて、どのような取り組みをすることで解決できるのかアイディアを出し合い、取り組みの体系図としてまとめました。

 第1部では、第一回目にまとめた地域の課題を1.文化・教育、2.まちづくり・担い手、3.若者とお年寄り、4.観光の4つのテーマに分類し、「まちづくりの目標と課題解決の取り組み」についてアイディアを出し合いました。商店街に観光拠点を整備、河川をきれいにして親子川遊び・環境教育、魅力的な看板設置、まち歩き地図作成など多種多様なアイディアが出ました。

参加者たちが模造紙を囲んで、書き込みをしたり話し合いをしたりしている、ワークショップの風景写真
模造紙を囲み、指を差しながら話し合っているワークショップ風景の写真

 第2部では、3地区ごとグループに分かれて、第一部で出た取り組みのアイディアを「萌芽期」から始まり「成長期」、「円熟期」、「目標」といった4段階に整理して、まちづくりの目標に沿って順序立てた「取り組みの体系図」を作成しました。

模造紙が広げられた机を、多くの人たちが囲んでいるワークショップ風景の写真
フロー図が書かれた大きな紙を囲んで、参加者たちが指さしながら話し合っているワークショップ風景の写真

第三回 実現するための具体的内容を考える

  • 日時:平成26年8月2日(土曜日)
  • 会場:宮崎公民館 創作研修室
  • 内容
    前回までのワークショップで作成した、取り組みの方針と地区ごとの取り組む体系図を基に、それらを実行に移していくため、内容の詳細について話し合いました。

 前回までに作成したテーマごとの取り組みの流れに、内容と「いつ」「どこで」「だれが、だれと」「どこで」「必要なサポート」など、取り組みを実行するために必要となる、具体的情報をまとめた「取り組みのシナリオ」を作成。

大きな模造紙を囲んで、ペンで指したりしながら話し合っている参加者たちのワークショップの写真
参加者たちが模造紙を囲んで座り、一人の女子学生が書き込んでいる写真

 「取り組みのシナリオ」作成後、その取り組みが行える場所、活用したい場所など具体的な場所を検討して、地図に情報を記しました。

机に広げられた地図にかがみこんで、男性がペンで情報をプロットしている写真
地図をペンで指している男性と、周りで見ている参加者たちの写真

 今回のワークショップの結果については、一度整理・分析を行い、今後「景観計画」を検討していく上で、参考意見として活用していきます。

この記事に関するお問い合わせ先

加美町ひと・しごと推進課

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宮城県加美郡加美町字西田三番5番地

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