閉館のあいさつ 

 

 このたび「宗左近記念縄文芸術館」は、2019年5月31日 ≪下記のとおり延期いたします≫ をもちまして、約30年の歴史に幕を閉じることになりました。同館は、当時中新田町(現加美町)町長であった本間俊太郎氏が提唱した「中新田宇宙村構想」に賛同していただいた宗左近氏より、縄文土器等約200点からなる「輪々コレクション」の寄贈を受け、昭和63年(1988)4月に開館しました。

 宗氏は、縄文土器土偶たちを単に考古学資料としてではなく、我々日本人のルーツでありまた世界に類のない芸術としてみてほしいとし、展示場所として選ばれたのが現在の建物でした。昭和初期のしょう油蔵を改装したこの芸術館は、重厚な外観や館内の二階回廊、一階から見上げる梁の幾何学模様、そして古き良き加美町の歴史を物語る建物として、多くの方々から好評をいただきました。展示は氏の指導による土器群立展示や、「東北人の祈りの塔よ」、「祈りの光の群れ」などのキャプションがそれぞれに添えられるなど、「芸術」館としてのメッセージを発信してまいりました。

 しかし平成31年の今、建物の老朽化が進み、また東日本大震災以降は雨漏りや床浸水が激しく、菌虫害が収蔵展示作品まで及ぶようになりました。こうした建物の耐用年数の問題や、今後の町財政や住民ニーズの変化、公共施設の整理統合方針等もあり、この度閉館することとなりました。 

 今後作品の一部は中新田図書館にコーナー展示され、より多くの町民の皆様に鑑賞していただく機会が増えることと思います。また収蔵品は切込焼記念館に収納する予定です。 

 これまでの宗左近記念縄文芸術館へのご愛顧、誠にありがとうございました。

 

                             平成31年4月 加美町宗左近記念縄文芸術館 

 

無料開館の延長のお知らせ

縄文芸術館は5月閉館の予定でしたが、要望により、令和元年12月27日(金)まで無料開館を延長いたします。

ただし、開館日は毎週、金・土・日曜日のみ となります。

みなさま、ぜひご来館ください。